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2008.5.19(月)
去る月曜日、まちアートプロジェクト代表の鈴木が 埼玉大学の講義に、特別講師として招かれました。 以下詳細 *** 埼玉大学教育学部 造形芸術学概論 特別講義 「アートで繋げる地域、人。-まちアートプロジェクトの実践-」 特別講師 鈴木眞里子 (場所:埼玉県立近代美術館 講義室) *** 講義内容は、 〇まちアートとは 〇きっかけ 〇活動したまちについて 〇実践内容紹介 〇作品出展者の声 〇活動紹介VTR上映 〇活動のまとめ、今後の課題 〇質疑応答 というもので、パワーポイントやVTR、参加者自身も交えながら 活動について語る、盛り沢山な講義となりました。 表現する場を創造すること、また、まちや人と関わる アートプロジェクトの可能性について、 改めてまちアートプロジェクトを見直す良いきっかけの一つに なる講義でした。 また、質疑応答では興味深い質問をいくつもいただきました。 その中に、 「この作品は置きたくない、と言われたりしたらどうするのですか?」 「自分だったら、まちの中に自分の未熟な作品を置くことは恥ずかしいと感じて しまいますが、そういう考えはありませんでしたか?」 というものがありました。 どちらもとても興味深く、また、活動している中で必ず実感する問題です。 回答として、 前者には 何度も足を運び、コミュニケーションをとること。 自分の意思を出来る限り伝える努力をすると同時に、相手が求めているものは何 か、それと自分の作品との間にある溝とは何かを考える事。 後者には 一生懸命作った作品は、人に見せる事で気付き、成長する事が沢山ある、それを 大切にしている事。 などを話しました。 まちアートプロジェクトでできた作品は、どれもまちの人、また まちという場そのものなしでは出来上がらなかった作品です。 言い換えれば、まちの人と関わった事、頂いた意見、それによってできた作品、 場、それら全てがまちアートプロジェクトの「作品」と言えるのではないでしょうか。 作品を作った事、またその場に作品を置いた事で生まれたコミュニケーションが 沢山あります。その中で学んだ事、また影響できたことも沢山あります。 人が、関わり合い、信頼関係で結び付き、社会になり、まちになる。 まちアートプロジェクトは、そういった視点で、社会、またそれによる教育の場 すらも作っていける可能性のある活動として考えていけるのではないか と感じました。 活動3年目にして、様々な方から活動へ お声をかけていただけるようになってきました。 これからのまちアートの可能性、また活動の意味とは、を、 改めて参加者一人一人が考えを深めていかなければならないと 強く感じた一日でした。 最後に、 講義させていただいた埼玉大学の学生さん達の、ますますのご健勝とご発展を お祈り致します。 貴重な場を、ありがとうございました。 記事:山口
by town-art
| 2008-05-21 01:00
| シンポジウム等発表レポート
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